心の師への想い___杞憂であればいいけど___

今日はmuramasaです。今晩はかな。


斎藤喜博への思いはkimitokiがほぼ代弁してくれたので、それはしません。
ただ、このお人が「可能性」を教えてくれなければ、村井正は存在しなかった、とは言い切れますが。


跳び箱が跳べない子供に小声でささやいただけで彼が跳べるようになった、という話は有名です。
ついでもうせば、向山洋一氏は、このあたりもぱくっている模様。
そう、向山氏は、斎藤喜博の教えをぱくっています。
それをさもオリジナルに見せています、にもかかわらず、評価が高いのは
いわば版元である斎藤喜博の、いかにキャパシティが高いかということのあらわれです。



こんな大事さえ瑣末な出来事にしかねないのが、安倍極右内閣です。
彼はアナクロな「教育基本法」改定を自身の「仕事」にしたがるはずです。
それでもって、斎藤喜博の思想なり仕事なりをフル悪用すれば、とんでもない代物となります。
いかんせんお百度参り伝説さえある斎藤喜博です。
このお人の仕事の、総理にとって都合のいい部分だけを抜き出して「仕事」に流用したうえで
ウルトラライト決め込まれたその日には、戦前回帰が避けられないものとなるのは必定です。
過ちと敗戦の象徴たる「日の丸」「君が代」は、僕なんかから見ても恥ずかしい限りですが、
こんなこといってたらへたしなくて縛り首になるかも・・・


斎藤喜博はたしかに戦時中、よろこびいさんで「教え子を戦場に」送り出していました。
しかし後年、いや終生そのことで後悔していました。共産党に入ったりしなかったのはそのことと無関係でありません。


僕はこのお人を一人でも多くの人に知ってもらうことが何よりの「恩返し」と思っていますが、非力ながら
良き面はもとより、悪かったとこもきちんと知ってほしく思っています____