うらやましいくらいの文才と商才

このネタのために、何冊かよんだ。
癪にさわるくらい面白い。
どなたか、作家のお人が言ったことだが、
「(読んで)面白い、というのは天性の才能」
しかも文章が常体でなくて敬体だから、なおさら読みやすい。
また、ご当人曰く、「ベストセラー」続出。
ドラえもん顔の似顔絵ごしにそう聞けば、納得がいく。


しかしながら、「教え方」にオリジナリティーをあまり感じない。
それもそのはず、エッセンシャルな部分は、斎藤喜博のコピー的要素が、強すぎるから。
だからといって、向山さんがそのことを口にするはずはない。
理由?そんなこと言ったって本が売れないから。
また、いかにも向山オリジナル、に見せることによって、売り上げは伸びるし、
当然実入りも増える。まさか、印税はどこぞに全て寄付している、というわけではあるまい。
これは、キハクイズムをものにした人間なら、誰でも気づくことだ。


もちろん向山さんは、実践も経験も沢山積んでおられる。
商才云々は、ひょっとしたら本人の意図せぬところかもしれない。
でも、えせ宗教やらなくても、このお人を真似れば、いかなるビジネスもうまくいくのは確かだ。
たとえ、コピーはオリジナルを何とやら、であれ_____
お金が好きな人は、真似てみてはいかがだろう。


蛇足。
向山さんにあって私にない決定的な部分は、人当たりのよさそうな感じと、多数のシンパ。
前述の二つは、どこででも嫌われまくりな私にはうらやましい限り。
もうひとつついで申せば、半生で書き物で手にしたであろう実入りが、私と比べてくだらなく2桁は
違うだろう・・・
kimitoki