ウルグアイを見習おう

正確には、「スアレスを見習おう」。
ガーナから勝利を奪ったゴールマウスでの「ファインセーブ」。
延長後半終了間際でのことだった。
元々ウルグアイは、ずる汚いサッカーが身上なんだけど、FWスアレスのハンドは、その真骨頂だった。かといって、もししなければ勝者はガーナだったことは間違いなく・・・
もっとも、PKもらったところで震えたのかA・ギャンは、クロスバーに当ててしまい・・・
PK戦になれば、確かな個人技を個々が持つウルグアイが有利なのは自明で、果たして結果もそのとおりとなった。
「勝てばそれでいいのだ」。
まるでナチスみたいな、サッカーだった。
「汚い勝利」と「綺麗いやフェアな敗北」。
いかな競技とて、どっちが良いのか。重い問いを突きつけるゲームだった。

http://www.goal.com/jp/news/125/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97/2010/07/04/2008297/%EF%BD%8C%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%87%BA%E5%A0%B4%E5%81%9C%E6%AD%A2%E3%81%AF%EF%BC%91%E8%A9%A6%E5%90%88
とはいっても、スアレスは、準決勝に出場できない。
万一ウルグアイが「汚れた賜杯」を手にしたところで、手放しでほめられない。
ドイツ-イングランド戦でドイツのキーパーにゴールをごまかされた主審のウルグアイ人が、まだましに見えてくる。
悪名を残すことが必定のスアレスを、世界中の特に子供、へたしなくて大人も真似ることだろう。

かの「ファインセーブ」はひょっとしたら、
「ハイル・スアレス!」
と言われるように・・・???
真似た者は、「スアレスセーブ」と罵声を浴びるかも。


で、「ハイル」の本家ドイツは、アルゼンチンを4-0で蹴散らし、驚き桃の木・・・
何だかナチスドイツの得意技だった「電撃戦」を思わせられた。


気がつけば南米勢のベスト4入りは、「汚れた勝利」のウルグアイだけとなった。
ただ、「勝てば官軍」。
我々も、見習おう。
inferno4