結婚詐欺向け!?

聞きかじりでは、スッチー狙ってこれやるのに、最も利用されている「職業」が、小説家だそうな。
この小説と、彼のペンネームは、成りすましたうえで利用するならうってつけだろう。
そりゃあ過去の名作に比べれば出来はだいぶ落ちるが、いまは「作家」全体のレベルが、50年前に比べればだいぶ落ちているから、kimitokiでなくても、「新井流時」でも、充分。また、このペンネームも、かなりハイセンス。これらに対して、女によっては、全てを召し出す動機となっても不思議ではない。


「凍てついた___」の出来は、プロ扱いできる最低限と思う。
しかしながら、ボイジャー社のHPに堂々と?載って、ISBNコードがついていれば、疑う理由はとりあえずない。
加えて、金けちらないで、この小説を100冊も買って、どうにかして本屋に置いてもらい、そのさまをカモに見せれば、確信はするだろう。
_どんな商売も信用第一_
もし、ここに記した行為を行った者を見かけましたら、お知らせください。
薄謝差し上げます。


ここで終わるべきなのだが、ちょっと仲間の名誉を祝するには殺生なので、続きを___
売りは、80年代末期の左翼運動と、彼らのあしきヒューマニティー、これらを描いていること。
書き急いだ点がちと残念だが、それでも、読むには堪える。
また、思いっきり、固有名詞をパロっている。それと、いまは死語だが、「自社公共民」時代を、揶揄と皮肉を込めて映し出している。そのさまが、また滑稽なのだ・・・
そして、見ようにもよるが、ひとつの小説で、「伸び」を感じる、ある意味希少な小説だ。
BJ