遅まきながらの新年会 二次会編

4人が移動したのは、新年会の行われたシティホテルを思うと、わびしい旅館。
すでに日は落ち、夕食時となっていた。
移動までに数時間を要したからか、osadaはむくれ気味。
さて、和室の客間に通されると_____
二人の、全裸の女が正座していた。身長は、175センチ前後で、kimitokiが言ったとおり、Gカップくらい。
当たり前のような表情のkimitoki、やっぱりな・・という感じのBJ,muramasa、無論osadaは嬉々としている。
仲居の、食事はいつになさいますか、にはできるだけ早く持ってくるように、kimitokiは答える。
大きな漆塗りのテーブル前にあぐらをかいたkimitoki、
「乾杯は必要ないな」
手酌で、予め用意された瓶ビールを、コップに注ぐ。
BJ,muramasaは、それに倣うが、osadaは早くも、女体に縄を・・・
kimitoki「osada!スカトロだけは出させるなよ!」
osada「わかってらあ」
彼の緊縛を三人して見ながら、三人は話を始める。
kimitoki「私らの強みは、主に二つ。一つは、金で買えないものを沢山持ってること。一つは、かの向山さんでさえ成し得なかった、斎藤喜博の教えをモノにしたうえで、自身にしか作れないものをつくりだしたこと」
二人は、頷く。
BJ「もっとも、完成形ではないけどな」
muramasa「ただ、向山さんの、お金優先の行いには、業腹だけど」
kimitoki「そう言うな。TOSSが行き詰れば、斎藤喜博をだしにするしかなくなる。さすれば、かのお人を知る人は、もっと増えるはずだ。私が行ってた大学には、先生様になりたいはずなのに、斎藤喜博を知らない者がいたぞ」
BJ「かように、追い込めれば、いいんだが・・・」
kimitoki「私たちが喧伝するより、はるかに効果はあるだろうな」
muramasa「形はどうあれ、やってほしいもんだな。ぼくら、可能性、の三文字を知らなかったら、今頃は生きてない、きっと自殺してる」
BJ「自殺も、ある意味、勇気なんだが・・・」
kimitoki「あのな」
BJ「わかってるよ。自殺は、刀折れ矢尽きた時でいい、ってんだろ?」
二人は頷く。
muramasa「ぼくらに、今ひとつ弱いものがあるとしたら、勇気、これなんだよな」
kimitoki「もっと強い勇気を・・・結果を恐れず、戦う勇気を・・・・」
BJ「でも、抑圧されながら生育期を過ごしたことが悪影響となってる」
muramasa「そうだな。わざわざうちに来て、高校のときの伊藤先生さまは、人は敵をあやめようか、というとこまで思いつめてるのに『何とも思わん』とほざいた。これで、一切やる気がなくなったんだ。多分、それでも、サブリミナルには、『可能性』があった、だから自殺しなかった。当時のぼくに、その自覚がなかっただけ」
kimitoki「人にはろくに、恵まれなかったからな。足引っ張りとインターフェアには、やたら恵まれたけど」
BJ「誰からも、否定されてたからな」
kimitoki「今もあまり変わらないだろう?」
muramasa「そうだけど、だからといって、引っ込むのは、あまりに勿体無い。特にkimitoki」
kimitoki「自分で言うのも何だけど、確かに。強力な武器を手に入れたんだからな。へたしなくて、活殺自在の武器を。だからおまえらにも、フィードバックできた」
BJ「それをいっちゃ、いや!」
二人して、
いきなりのBJの馬鹿に、ずっこける。
BJ「そんなにおかしいか?」
muramasa「普段が普段だからな」
kimitoki「それにしても、いい眺め。osadaの大してうまくない亀甲でも、グラマラスな女だと、見栄えがするわ」
亀甲に掛けた二人の女にosada、強制レズ。
三人は、ビールを忘れ、仲居が持ってきた食い物も、忘れる。
「御用がありましたら、お申し付けください」
仲居が顔を赤らめながら、精一杯言う言葉も、右から左の三人。
やがて、我慢ができなくなる。
一時間ほど、強制レズショーを眺めた三人、
kimitoki「もう我慢ならん。おれも参加するぞ!」
muramasa「その前にkimitoki、今年の所信」
kimitoki「結果度外視で、戦うだけだ!」
BJ「誰と?」
kimitoki「神様と!」
BJ「そうだ、私たちは、神様くそくらえなんだ!」
muramasa「ぼくも参戦するぞ!神様くそくらえ!!」
三人、エイエイオー!
三人で、レズのM奴隷二人に、襲い掛かる。
宴会場には、女たちの悲鳴が、一晩中鳴り響いた・・・


次回予告
09年最初のテーマは、「島秋人」。
inferno4