教育は大切

この国では、Think&Judgeと無縁な「管理教育」が、横行というか「正しいもの」とさえされている。
そりゃあ、先生様も、生徒一人一人を理解するよりは、投網式に管理する方が、楽に決まっている。
ただ、この国の教育のエッセンスは、100年前のドイツの方法。
もっといえば、「車輪の下」のころと、何ら変わっていない。
確かに、支配層というか統御者には、都合のいい人間を育成できるだろう。
学校から出てきた、読み書きのできる立派な白痴に、支配者側の都合のいい思考判断の方法のみを教えれば、それに忠実に動いてくれるわけだし。
創意工夫なんて、邪魔なだけ。
「組織の論理」とはよく言われる。
ただし、この腐った教育があと30年続けば、日本国は世界からまともに相手にされないかもしれない。
例えるまでもなく、白痴を誰がまともに相手するかいな。
中国じゃないけど、はらわた抜いてポイして終わり。


翻って、今回のテーマ、ナチス下では、いかな「教育」が初等課程で行われていたか。。。
シュテュルマーを用いていたそうな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%86%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC
リンク先の外部リンク先をご覧になればわかると思うが、
「よくもここまで直接の恨みがない者を憎めたもんだ・・・」
と思った。
ユダヤ人への悪感情を、幼少の頃から刷り込めば、そりゃあユダヤ人はシャイロックよろしく冷血非情な金貸し、としか思わなくなるだろう。
だから、「殺されて当たり前だ」とも・・・
こういった歪んだ「教育」は、意外と成人後も影響が残る。
また、20歳までに修正できなかったら、おそらく一生「ユダヤ憎い」「ユダヤ許せない」が、脳裏にこびりつき、それは被教育者の行動原理にすら、なるだろう。
その点を考えたら、ユリウス・シュトライヒャーは万死に値する。
首くくりは、当然であった。


今からでも遅くない、暗記&管理中心の「教育」から、思考判断に重きを置いた「教育」に、はたまた創意工夫がお題目にならないように、修正するべきだ。
向山さんの、商売のためだけに活きるのは、「創意工夫」はもったいない。
muramasa